• TOP
  • INFORMATION
  • PROFILE
  • DISCOGRAPHY
  • PROGRAM一覧
  • アルファTV番組一覧
  • GALLERY
  • RANKING
  • STORE
  • REQUEST
  • メールマガジン

ボクとスズキと、時々、ワダINFORMATION アルファのNEWSやスケジュールをCHECKしよう!

ボクとスズキと、時々、ワダ ~半分事実で半分ウソ~

MENU

  • 第一話・第二話
  • 第三話・第四話
  • 第五話・第六話
  • 第七話・第八話
  • 第九話・第十話

江戸川のエマニエル坊や

それから六年が過ぎ、高校一年になったボクは、当然、夢精もオナニーも経験して、後は童貞を捨てるだけだった。
このすぐ後に訪れるボクの童貞喪失のお話しは、アルファには全く関係ないので、ココでは語らないが、それはイキがったモノだった。

私立の付属高校(男子校)に進学していたボクは、部活のバレーボールと、覚えたてのSEXをするラブホテル代を稼ぐ為のバイトと、日課のオナニーに明け暮れる毎日だった。学校に行ってはクラスの童貞共に「SEXとは?」を語る毎日だった。そのボクのどうでもいいSEX談義を熱心に聞いていた、エマニエル坊やみたいな奴がワダだった。ワダは、町田と並ぶ悪の巣窟、江戸川区の団地に住んでいた。ちなみにワダがいつ童貞を喪失したのかをボクは覚えていない。といより、この頃ワダとはさして交流はなかった。ただのクラスメイトで、それ以上でもそれ以下でもなかった。

童貞ところかまさか・・

粋がり尽した高校生活も残り一年となった頃、ボクはモテル為にスケボーをしていた。オーリーや、キックフリップはできるようになっていたので、とりあえずスケーターだと言える程度でにはなっていた。それだけで、そこそこモテた。
そんな折、クラスも別々になっていたワダが地元の奴等とラップクルーを結成したと聞いた。後に、グアムのビーチでロマンティックなプロポーズをやってのける“テル”が率いる「五つ星」というユニットだった。今思うと笑ってしまいそうな名前だが、「ちょっとカッコイーじゃねえか」と、顔には出さずに意識していた。
しかも、それまでは「笑い」しか生まなかったワダの顔面が、ラッパーということになると急に輝いて見えた。この頃ワダが童貞だったかは知らないが、元々そんなに自分の事を語る奴ではなかったので、童貞どころか、黒光る凄いモノを持っていて、ノーブラのエロいお姉さま方に可愛がってもらっているんじゃないかと、勘ぐったりもした。
しかも夏休みが終わって二学期が始まった頃のワダは、なんか今までと違い、オーラをまとっているように思えた。今、思うと童貞を喪失したのかもしれないが、当時のボクには、もっと凄い事があったかのように思えた。ワダの顔がエマニエル坊やに似ていたからだ。

ちょうどその頃、ボクも先輩の影響で、マイク一本でメイクマネーする、ミドルスクールの黒人ラッパー達のサクセスストーリーに憧れたのと、これならさして楽器を弾けない俺にもできるかも?という甘い思惑もあり、ヒップホップと黒人文化に興味を持ち始めていた。
しかもワダは団地に住んでいた。多くの黒人ラッパーがクイーンズの集合住宅から這い上がってきたと聞いていたので、そんな事もあって、なんとなくワダに一目置くようになっていた。

⇒第五話に続く